増トントラック(増トン車)とは?積載量やサイズ、免許など徹底解説
増トントラック(増トン車)は、4トントラックの積載量を増強した特別仕様車です。標準的な4tトラックよりも多くの荷物を運べるため、運送業や建設業での需要が高まっています。
増トントラックには、ウイング車やダンプ車などさまざまな種類があり、用途に応じて最適な車両を選択可能です。本記事では、増トントラックの見分け方、運転に必要な免許、4tトラックや6t・8tトラックとの違い、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
増トントラック(増トン車)とは?
中型トラックには、一般的な4トントラックに加えて「増トントラック」と呼ばれる車両があります。増トントラックとは、最大積載量を増やすために車軸やシャーシを強化した特別仕様のトラックです。
以下、増トントラックの定義や4tトラックとの違いについて詳しく解説します。
増トントラック(増トン車)の定義
増トントラック(増トン車)は、中型トラックのシャーシや車軸を強化し、最大積載量を増やした車両 のことを指します。
通常の中型トラックよりも多くの荷物を運搬できるよう設計されており、運送業や建設業での輸送効率を高める手段として広く活用されています。
増トントラック(増トン車)と4tトラックの見分け方
増トントラックと標準的な4トントラックを見分ける際には、以下3つのポイントに注目すると判別しやすいです。
- ホイールのナット数
- タイヤサイズ
- 車両の全高や荷台の高さ
標準的な4トントラックのホイールは、6個のナットで構成されています。一方で増トントラックは、車軸やフレームの強化に伴い、ホイールのナット数が8個もしくは10個に増加しています。ナット数の違いは、外観から確認できる明確な識別ポイントです。
増トントラックは、積載量増加に対応するため、標準的な4トントラックよりも大きめのタイヤを装着していることがあります。タイヤの大きさもまた増トントラックを見分けるポイントです。
増トントラックは、車両全体の強化や積載量増加に伴い、標準的な4トントラックよりも全高や荷台が高くなる傾向があります。寸法の違いも、識別の手がかりとなります。
増トントラックと「6tトラック」「8tトラック」の違い
増トントラックは、4トントラックをベースに改造されるのに対し、6トントラックや8トントラックは、その積載量に合わせて新たに設計されています。そのため、増トントラックと6トントラック、8トントラックは、積載量が同じであっても、設計や製造過程に違いがあります。
増トントラック(増トン車)の5つの特徴
増トントラックには、通常の中型トラックにはないいくつかの特徴があります。以下、増トントラックの主な特徴を5つ紹介します。
輸送効率が良い
増トントラック最大の特徴は、積載量が通常の4トントラックよりも大幅に増えている点です。標準的な4トントラックの最大積載量が3.5〜4.5トン程度であるのに対し、増トントラックは6.5トン〜8トン前後の積載が可能です。
荷物をまとめて運べるため、輸送回数を減らし、燃料費や人件費の削減につながります。
大型トラックより低コスト
大型トラックと比較した場合、増トントラックは初期導入費用や維持費を抑えることができます。
大型トラックの新車価格は1000万円を超えることもありますが、増トントラックは700~900万円程度で購入可能です。中古市場でも、大型トラックよりも手頃な価格で取引されています。
燃費も大型トラックと比較すると良いため、運行コストを抑えることができます。年間のメンテナンスコストや自動車税、重量税も大型トラックより低く、増トントラックは経済的に優れた選択肢です。
狭い道や市街地でも運行できる
増トントラックは、4トントラックをベースに改造されているため、大型トラックほどの車体は大きくありません。狭い道や市街地、配送先の駐車スペースが限られているエリアでもスムーズに運行できます。
大型トラックは全長12m近くになることが多いのに対し、増トントラックは8〜10m程度のため、小回りが利きやすく、運転負担も軽減されます。
車両によって必要な免許が異なる
増トントラックを運転する際には、必要な免許の違いに注意しましょう。車両総重量11トン未満、最大積載量6.5トン未満の増トントラックは中型免許で運転可能ですが、車両総重量11トン以上の増トントラックの運転には大型免許が必要です。
増トントラックの一部は、中型免許(2007年6月以前の普通免許含む)で運転できる場合もありますが、規格を超える場合は大型免許が必要となるため、導入時には免許要件の確認が重要です。
適用範囲が広く、カスタマイズの自由度が高い
増トントラックは、さまざまな現場で活躍する車両であり、用途に応じてカスタマイズが可能です。主な車種には以下のようなものがあります。
- 建築資材や機械の運搬に適している「平ボディ増トン車」
- 側面が開閉できるため、パレット輸送に最適な「ウイング増トン車」
- 食品配送や医薬品輸送に活用できる「冷凍・冷蔵増トン車」
- 砂利や土砂の運搬に使用する「ダンプ増トン車」
使用する業務に合わせて最適な車両を選択できる点も、増トントラックの大きな特徴です。
増トントラック(増トン車)のメリット・デメリット
増トントラックにはメリットだけでなくデメリットもあるため、導入を検討する際はそれぞれの特性を理解することが重要です。以下、メリットとデメリットをそれぞれ解説します。
メリット | ・標準的な4tトラックよりも多くの荷物を運搬でき、輸送回数の削減につながる ・大型トラックよりも導入コストや維持費が抑えられ、燃料費や人件費の節約にも効果的 ・大型トラックと比べてコンパクトなため、市街地や狭い道路でも走行しやすく、駐車スペースの確保もしやすい。 |
デメリット | ・標準的な4tトラックよりも100〜200万円ほど高くなることが多く、タイヤやブレーキなどの消耗が早い ・積載量が増えたことでブレーキの制動距離が長くなり、小回りが効きにくくなるため、高い運転技術が必要になる ・中型トラックの枠を超える場合、大型免許が必要になるほか、道路の重量制限によって通行ルートが制限されることがある |
増トントラック(増トン車)のメリット
増トントラックは経済面で大きなメリットがあります。標準的な4トントラックと比較して、一度により多くの荷物を運搬できるため、輸送回数を減らし、燃料費や人件費の削減につながります。大型トラックと比較して、導入コストや維持コストを抑えられるため、コスト削減に効果的です。
大型トラックと比べると車体がコンパクトなため、市街地や狭い道路でも運転しやすく、配送先での駐車スペースも確保しやすいです。都市部における大量配送業務に適しています。
増トントラック(増トン車)のデメリット
標準的な4トントラックよりは購入費用は高く、100〜200万円ほど高くなる傾向があります。また4トントラックよりもタイヤやブレーキなどの消耗が早い点もデメリットです。
積載量が増えた分、ブレーキの制動距離が長くなり、小回りが効きにくくなります。特に、狭い駐車スペースや細い道路での運転には高い運転技術が必要なため、人員確保の難易度はやや高くなるでしょう。
増トントラックは、中型トラックの枠を超える場合、大型免許が必要になるケースが多いです。道路の重量制限により、通行ルートが制限されることもあるため、事前のルート確認をしっかり行うことが大切です。
増トントラック(増トン車)のサイズ・寸法
4tトラックと増トントラックは、基本的な車体サイズに大きな違いがありません。しかし、車両総重量や最大積載量が異なるため、積載量をより多く確保できるのが増トントラックの特徴です。
増トントラックは4トントラックと比較して荷台長が長くなるため、長尺物の運搬に適しています。さらに荷台高も高くなるため、大きな荷物の輸送に向いていると言えます。
増トントラック | 4tトラック | |
---|---|---|
車両総重量 | 約10トン〜22トン | 約7.9トン〜8.0トン |
最大積載量 | 約5.0トン〜12トン | 約2.0トン〜3.7トン |
全長 | 12.0m以内 | 12.0m以内 |
全幅 | 2.5m以内 | 2.5m以内 |
全高 | 3.8m以内 | 3.8m以内 |
荷台内寸(長さ・幅・高さ) | 全長:約3.6m〜9.6m 全幅:約2.0m〜2.4m あおりの高さ:約0.4m〜2.65m |
全長:約3.4m〜9.6m 全幅:約2.0m〜2.4m あおりの高さ:約0.4m〜2.65m |
増トントラック(増トン車)の運転に必要な免許
増トントラックは、通常の中型トラックと見た目は似ていますが、車両総重量や最大積載量が異なるため、運転には適切な免許が必要となります。ここでは、増トントラックを運転するために必要な免許について詳しく解説します。
中型免許で運転できる増トントラック
2007年6月以降に新設された中型免許では、以下の条件を満たすトラックを運転できます。
車両総重量 | 11トン未満 |
最大積載量 | 6.5トン未満 |
乗車定員 | 29人以下 |
増トントラックの中でも、最大積載量が6.5トン未満で車両総重量が11トン未満の車両であれば、中型免許で運転可能です。しかし、多くの増トントラックは上記の制限を超えるため、中型免許では運転できない場合が多いと言えます。
大型免許が必要な増トントラック
「車両総重量が11トン以上」「最大積載量:6.5トン以上」の増トントラックを運転する場合には、大型免許が必要です。特に8トンクラスの増トントラックは、大型免許が求められるケースが多いため、運転前に車両の仕様を確認することが重要です。
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増トントラック(増トン車)は、4トントラックのシャーシや車軸を強化し、最大積載量を増やした特別仕様のトラックです。標準的な4tトラックと比較し、積載量が6.5〜8.0トン前後に増加しているため、運送業や建設業で広く活用されています。
増トントラックは、ナット数やタイヤサイズ、荷台の高さなどが標準的な4tトラックと異なるため、外観から見分けることが可能です。さらに、ウイング車やダンプ車、冷蔵・冷凍車などさまざまな種類が存在し、用途に応じて選択できます。
増トントラックの運転には中型免許または大型免許が必要で、車両総重量が11トンを超える場合には大型免許が必須です。コストや運転性のバランスが良く、都市部の配送にも適しています。
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