ダブルキャブトラックとは?おすすめ車両や新車・中古車の価格相場を解説
「ダブルキャブトラックって普通のトラックと何が違うの?」
「どんな役割やメリットがあるの?」
と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実はダブルキャブトラックは、6〜7名が乗れる座席と荷台を兼ね備えた実用性の高いトラックで、工事・配送・農業など幅広い現場で活躍しています。普通免許で運転できるタイプもあり、近年では中古市場でも注目されています。
本記事では、ダブルキャブトラックの特徴や人気車種、架装の種類、価格相場まで詳しく解説します。購入前の比較・検討材料として、ぜひお役立てください。
目次
ダブルキャブトラックとは?
ダブルキャブトラックとは、6〜7名人が乗車できる2列シート構造を備えた、荷物と人を同時に運べる多機能トラックです。工事・建設・林業・農業など、幅広い業種で活躍しています。
一般的なトラックとは異なり、運転席とは別に後部座席(セカンドシート)を備えた2列シート構造のトラックです。通常のトラックが2〜3人乗りであるのに対し、ダブルキャブは5〜6人の乗車が可能です。英語では「Double Cab(ダブルキャブ)」や「Crew Cab(クルーキャブ)」とも呼ばれます。
乗車スペースが広く、作業員やスタッフを複数人乗せたまま現場へ向かうことができるため、建設・土木・造園業などチーム単位での作業が多い職場で重宝されています。
ダブルキャブトラック人気メーカー5選
ダブルキャブトラックは、各メーカーが特色あるモデルを展開しています。ここでは、代表的な5メーカーの特徴を比較しながら紹介します。
いすゞ自動車「エルフ」
出典:いすゞ自動車
- 低燃費かつ高出力エンジンを搭載
- 広いキャビンで快適性が高い
- 車線逸脱警報などの安全性能が充実
いすゞの「エルフ」は、燃費性能と走行性能のバランスが優れており、業務効率の良さで高い評価を得ています。キャビン内部はダブルキャブとしては広めに設計されており、ドライバー・同乗者ともに快適に過ごせます。
また、安全支援システムの搭載にも力を入れており、運転負担を軽減したい方におすすめです。耐久性と整備性の高さから、中古市場でも常に高い人気を保っています。
日野自動車「デュトロ」
出典:日野自動車
- 小回りのきくボディ設計
- エンジン性能が高く、力強い走行が可能
- 全国に整備ネットワークあり
日野「デュトロ」は、都市部や狭い現場でも取り回ししやすい小回り性能が特徴です。高トルクエンジンにより、重積載時や登坂でも安定した走行が可能。ドライバーにとっては安心感のあるモデルです。
日野独自のテレマティクスサービスや整備拠点の多さも魅力で、長期間の使用や全国を走行する事業者にも適しています。コスパと実用性を兼ね備えたモデルです。
三菱ふそう「キャンター」
出典:三菱ふそう
- 世界基準の環境性能(BlueTec®技術)
- 多彩なバリエーションと高い拡張性
- 操作性が高く初心者でも扱いやすい
三菱ふそう「キャンター」は、環境性能の高さに定評があるモデルです。BlueTec®技術により排出ガスを低減しながらも、パワフルな走行を実現。ボディバリエーションも豊富で、用途に応じたカスタマイズがしやすく、クレーン付きやダンプ架装にも対応可能です。
運転席からの視認性や操作性も良好なため、トラック初心者にも扱いやすいのが魅力。都市部〜地方問わず導入されています。
UDトラックス「カゼット」
- ボルボグループの技術を取り入れた高剛性設計
- 乗り心地と静音性が高い
- 生産終了後も一定の中古流通あり
UDトラックス「カゼット」は、既に新車の生産が終了していますが、中古市場では一定の需要があります。高剛性シャーシをベースにした設計で、振動が少なく、長距離運転でも快適性が高い点が魅力です。
エンジンやブレーキ性能も安定しており、実務向けとして支持されてきた車種です。整備体制や部品流通の面ではやや注意が必要ですが、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
日産自動車「アトラス」
- 小型サイズでも高い積載能力
- 低床設計で乗り降りがしやすい
- 都市部での運用に強いモデル
日産「アトラス」は、都市部での配送や短距離輸送に最適な小型トラックとして知られています。低床設計により乗降性が高く、作業効率の向上にも貢献します。
コンパクトながら積載能力はしっかり確保されており、少人数・少量輸送を行う事業者にとって扱いやすい仕様です。維持費も抑えやすく、軽トラと大型の中間に位置する車種として選ばれています。
ダブルキャブトラックの架装の種類
ダブルキャブトラックは、多人数乗車に加え、用途に応じた多彩な架装が可能です。業種や作業内容に応じて、適切な荷台を選ぶことで作業効率が大きく向上します。ここでは代表的な架装の種類について解説します。
平ボディ
平ボディは、荷台部分がフラットで囲いがないタイプのトラックで、最もスタンダードな架装です。建築資材、農業用品、家具など大型で形状の不規則な荷物も積みやすく、荷下ろしも容易です。ダブルキャブにすることで作業員の移動と荷物運搬を同時にこなすことができ、現場間の移動効率が向上します。
簡単な荷締め器具を使えば、荷崩れも防止も可能。シンプルゆえにカスタマイズもしやすく、業種を問わず幅広く使われています。
ダンプ
ダンプは、荷台を傾けて荷物を自動的に降ろすことができる架装です。主に土砂・瓦礫・産業廃棄物などの運搬に用いられます。ダブルキャブ仕様にすることで、複数の作業員を現場へ同時に輸送可能となり、施工現場などでの活用度が高まります。
積載した荷物を油圧で一気に降ろせるため、作業時間の短縮や人員の省力化にも効果的。深ダンプ・土砂禁ダンプなど、運搬物に応じたタイプ選定が必要です。
クレーン付きトラック
クレーン付きトラック(ユニック車)は、荷台に小型のクレーンが搭載された架装です。重量物を積み下ろしする際に重機を使わず作業できるため、単独作業でも安全かつ効率的です。特に建設現場や造園業、仮設資材の運搬などに多く利用されています。
ダブルキャブ仕様であれば、オペレーターを含む複数人が1台に同乗でき、機動力の高い現場対応が可能です。設置場所やアームの長さなども重要な選定ポイントだと言えます。
この仕様の車両は出回る数が少なく、見つけた際は早めの検討が必要です。
クレーン付きダンプ
クレーン付きダンプは、クレーン機能とダンプ機能を併せ持った架装で、より高度な作業を一台でこなせる多機能型です。例えば、土砂や廃材を積み込む作業に加えて、重量物を吊り上げる作業にも対応できます。
1台で複数の作業に対応できることから、作業車の台数削減や人員配置の最適化にも貢献します。ダブルキャブを採用することで、機械操作員・誘導員・作業員全員が同乗可能になり、現場での連携がスムーズです。
ダブルキャブトラックのメリット・デメリット
ダブルキャブトラックは、乗員の多さと実用性を兼ね備えたトラックです。用途によっては非常に便利ですが、構造上の制約から向き・不向きもあります。以下で詳しく解説します。
ダブルキャブトラックのメリット
- 最大7名程度まで同時乗車可能で、人員移動が効率的
- 資材と作業員を1台で運搬できるため車両数・人件費の削減に寄与
- 快適装備が充実しており、長距離移動や夏冬の環境にも対応しやすい
- 建設業・農業・公共事業・緊急対応業務など幅広い業種で採用実績がある
ダブルキャブトラック最大のメリットは、「1台で人も荷物も同時に運べる」という点にあります。一般的なトラックはドライバーと1名程度しか乗車できませんが、ダブルキャブなら最大7名ほどが同乗可能です。
上記により、複数人の作業員を現場へ送り込む際に別途車両を用意する必要がなくなり、車両コスト・人件費の削減につながります。
また、近年のダブルキャブ車は居住性にも配慮されており、エアコン・パワーウィンドウ・スマートキーなど乗用車と同等の装備を備えたモデルも増えています。作業員の移動をより快適に、効率的に行える点でも評価されています。
ダブルキャブトラックのデメリット
- 荷台スペースが狭くなり、大型・長尺資材の運搬には向かない
- 車両重量の増加により燃費性能がやや低下する
- 最大積載量が少なくなり、運搬効率が落ちることもある
- 全長が長く、小回りや都市部での駐車・走行がしにくい場合もある
一方で、ダブルキャブ車はキャビンが大きいため、その分荷台スペースが短くなってしまうという構造的な弱点があります。長尺物や大量の荷物を運搬するには不向きで、用途が限られる場合もあります。
また、車両自体が重くなることで燃費が悪化したり、最大積載量が小さくなる点もデメリットです。運転や駐車時にも全長が長くなることから、小回りの利きにくさや取り回しの難しさを感じる場面もあります。業務内容と照らし合わせて慎重に導入を検討する必要があります。
ダブルキャブトラックの価格帯【新車・中古車】
ダブルキャブトラックは、メーカーや架装仕様、サイズによって価格に大きな幅があります。ここでは新車・中古車それぞれの相場感について解説します。予算や用途に応じて選択肢を検討する際の参考にしてくださいね。
新車の価格帯
車種名 | 新車価格の目安 |
---|---|
いすゞ エルフ(小型) | 約330〜400万円 |
三菱ふそう キャンター(小型) | 約320〜450万円 |
日野 デュトロ(中型) | 約400〜500万円 |
UDトラックス カゼット(中型) | 約450〜600万円 |
新車のダブルキャブトラックは、小型タイプで300万円前後から、中型〜大型では600万円以上するケースもあります。特装架装(クレーン付き、ダンプ、冷凍車など)が加わるとさらに高額になります。
特に「三菱ふそうキャンター」や「いすゞエルフ」など人気モデルは標準装備でも300万円台後半からが一般的です。法人向けの業務用途で購入されることが多い傾向があります。
中古車の価格帯
車種名 | 中古価格の目安 |
---|---|
三菱ふそう キャンター(ダブルキャブ) | 約100万〜220万円 |
いすゞ エルフ(ダブルキャブ) | 約120万〜250万円 |
日野 デュトロ(ダブルキャブ) | 約130万〜260万円 |
中古のダブルキャブトラックは、年式・走行距離・架装内容・車検の有無によって大きく価格が異なりますが、相場としては80万〜300万円前後が多く見られます。
ダンプ仕様やクレーン付き車両など、特装車は高価になる傾向があります。また、同じ車種でも走行距離や修復歴の有無、メンテナンス履歴によって価格は前後するため、複数台を比較しながら選ぶのがポイントです。
中古ダブルキャブトラックを購入する際の注意点
ダブルキャブトラックは多用途で人気が高いため、中古市場でも多く流通しています。ただし、購入に際してはいくつかの注意点を押さえておく必要があります。以下、3つの側面から購入する際の注意点を解説します。
車両の使用履歴を確認する
中古トラックは法人利用が多く、工事現場や建設業などで酷使されていたケースもあります。過度な使用により、足回りや荷台、エンジン周辺に見えないダメージが蓄積していることもあります。整備記録簿や点検履歴が残っているか確認しましょう。
架装部分の状態をチェックする
クレーン付きやダンプ仕様の車両は、架装部分の可動確認が特に重要です。実際に操作して動作の滑らかさや異音の有無を確かめ、オイル漏れや腐食などがないかも入念に確認するようにしましょう。
使用目的と車両仕様が合っているか
用途によっては、必要な積載量や座席数、架装の種類が異なります。乗車定員・積載量・ボディサイズが、自社の現場や作業スタイルに合っているかを事前に見極めましょう。また、ナンバー区分(1ナンバー/4ナンバー)や車検制度の違いも要チェックです。
後部座席にクーラーがついているか
ダブルキャブトラックは、後部座席にも人が乗車することを前提とした設計ですが、年式や車種によってはクーラーが前席のみで、後部座席には風が届きにくいケースもあります。
夏場の作業や長距離移動では快適性に大きく影響するため、後部にも送風口やクーラーがあるかを事前に確認しておくことをおすすめします。
車内がキレイか
ダブルキャブは、トラックと乗用車の中間のような立ち位置にあるため、選ぶ際には荷台の状態だけでなく、車内の快適性や清潔感も重要なポイントです。
特に中古車は業務利用されていたことが多く、シートの汚れやニオイ、内装の劣化が見られるケースもあります。運転席だけでなく、後部座席まで含めて丁寧に確認しましょう。
見た目の印象や快適性は、日々の業務や同乗者への配慮にもつながります。トラックであっても「乗用車的な視点」でのチェックが大切です。
中古ダブルキャブトラックはぜひGROOWAVEへご相談ください!
ダブルキャブトラックは、乗車人数と積載量の両立が可能な万能トラックとして、建設業や配送業などさまざまな現場で重宝されています。しかし、仕様や架装の違い、車両のコンディションによって使い勝手は大きく変わります。
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