アームロール(コンテナ車)の買取を取り巻く状況
2025年現在、アームロール・フックロール車は国内外で安定した需要があり、当社でも買取を強化中です。
とくに国内ではコンテナを多用する建設業や解体業、産廃処理業などからの引き合いが根強く、特にツインホイスト仕様や中型〜大型クラスの車両に人気が集中。海外でも、日本製の頑丈な架装と互換性あるコンテナシステムは高く評価されています。
- 年式が新しく、走行距離が少ない
- 架装やシャーシに大きな損傷や歪みがない
- 排ガス規制など国内法規に適合している
こうした車両は国内需要が高く、相場も比較的高値で推移します。最近では廃棄物分別や環境規制の強化により、脱着コンテナの利便性が改めて注目されています。
アームロールを高く売却するコツ
私たちが日々アームロール車の査定をする中で、シャーシやキャビンの状態に加えて重要なチェックポイントとしているのが、「架装部分の劣化やゆがみの有無」です!
特に注意したいのは、フックを取り付けているアームの根元の傾きの程度。コンテナによる過剰な負荷をかけられてきた車体の場合、左右に傾いてしまっているケースがあり、これを修復するのは高額になりがちです。それゆえ、買取事業者としても積極的な高値を付けることがどうしても難しくなってしまいます。
さらに、コンテナを荷台に固定する部分(コンテナロック)の曲がり具合や、タイヤ上部のフェンダーの曲がりも確認します。これらはアームと比べると比較的安価で修復はできる箇所ですが、日頃の使われ方の影響を受けます。
使われ方がそのまま車両状態に出やすいのがこの車種の特徴です。
ただし、見た目や動作に難があっても、ベース車輌の車種や架装メーカーピンポイントで需要の高い地域や販売先があることも多いです。ぜひ一度、無料査定だけでもご依頼ください!
アームロール・フックロールの査定相場
アームロール・フックロール車の査定相場は、年式・走行距離・積載量・架装メーカー(新明和か極東か)・ツインホイストの有無・架装の歪みや変形などによりさまざまです。
とくにアームや状態が良好で、ボディ全体に歪みのない車両は高く評価されます。また、いすゞ「フォワード」、日野「レンジャー」、三菱ふそう「ファイター」などの中型ベースが流通の中心で、これらの人気車種は安定した相場があります。
そもそもアームロールの買取価格は、買取後にどのような用途や市場(=“出口”)で再利用されるかによって大きく変わります。主な出口は「国内再販」「海外輸出」「部品取り・スクラップ」の3つに分けられ、それぞれで評価ポイントや価格帯が異なります。
国内市場の状況は前述のとおりですが、海外輸出に関しては、日本製アームロールは耐久性や信頼性が評価され高い需要が続いています。
特にアジアや中東、アフリカなどの新興国では、高年式だったり国内では規制対象となる車輌であっても、十分に価値が認められることが多いです。国内再販よりも状態のハードルが低く、幅広い車両が対象となるため、買取価格も長期的に安定しています。
アームロールでも、事故車や不動車、著しく損傷した車両などは、部品取りやスクラップ用として扱われます。エンジンや架装の一部に再利用可能な部品が残っていたり、ピンポイントで海外での部品需要が高いモデルの場合、完全な廃車よりは一定の買取価格がつく場合がありますが、再販や輸出向けに比べるとやはり相場は低くなります。
当社のアームロール買取実績
私たちグルーウェーブが買取してきたアームロールの実績をご紹介します。