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    トラック買取の流れとは?必要書類や高額買取を狙うための事前準備も解説

    トラックの売却を考えており買取業者を探している方に向けて、トラック買取の流れについて解説します。

    
トラック買取をスムーズに進め高額買取を狙うためには必要書類や修理、写真撮影などの事前準備が重要です。本記事で紹介した内容を抑え、良い買取業者へのトラック売却を目指しましょう!

    公開:2025年3月30日 最終更新:2025年6月28日

    目次

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    トラック買取の期間と流れについて解説

    トラック買取の期間は書類が全て揃っていて買取業者の所在地が近ければ、早くて2〜 3日で成約します。そこまでのスピードではなくても、1〜2週間程度を一つの目安とするのが良いでしょう。トラック買取の流れは以下です。

    ①必要書類を揃える

    まずは次のセクションでも紹介する必要書類を用意しましょう。業者から求められた際にスムーズに書類を提出できれば、それだけ買取のスピードが上がります。

    ②買取ウェブサイトで必要な情報を入力し写真を送る

    買取業者が用意しているウェブサイト上に必要情報を記入します。また、この際に写真もアップロードすることが多いので、本記事の後半の「業者が査定をしやすい写真を撮る」を参考に、査定金額が上がるような写真を撮影しアップロードしましょう。また、車検証に関してもこの時点でアップロードするケースがほとんどです。

    ③下見積もりの金額に納得がいったら本見積もりを依頼

    記載した内容と写真を確認した業者から下見積もり金額の回答がきます。納得がいく金額の場合は本見積もりを依頼し、業者にトラック実物を査定に来てもらうことになります。

    ④業者がやってきて本見積もり

    業者がやってきてトラック実物を査定します。もし複数業者に本見積もりを依頼する場合は同じ日時にまとめて行うのが効率が良いです。その場で成約となる可能性もあるので、必要書類は必ず手元に揃えておきましょう。

    ⑤金額に納得がいけば成約

    買取業者の提示金額に納得がいけば、成約となります。

    ⑥必要書類を渡し入金確認

    必要書類を渡し、入金スケジュールを確認します。業者によってはその場でネットバンキングで振り込んでくれることも。一般的には引き渡し後3~5日程度が入金目安です。必ず予定日には着金しているか確認しましょう。

    トラック買取の必要書類とは

    トラックの買取をスムーズに進めるには、まず必要書類が確実に揃っていることが重要です。

    書類の紛失等が後で発覚すると下見積もりが終わっているのに、再発行されるまで本見積もりになかなか入れなかったりと、売り時を逃してしまうことにつながります。まずは下記書類が手元にあるか確認しましょう。

    contract sign

    自動車検査証(車検証)

    所有者や大きさ、重量など、トラックの情報が記載されている車検証は、査定・売却時に必ず必要な書類です。万が一、紛失等があった場合は陸運局で再交付できるので、早めに対応するようにしましょう。

    自賠責保険証明書

    自動車損害保険に加入していることを示す書類です。加入が義務付けられているので必ず保有しているはずですが、万が一見当たらない場合は保険会社に連絡して再発行の手続きが必要です。

    印鑑登録証明書

    発行から3ヶ月以内の印鑑登録証明書が必要です。個人の場合は住民票のある市区町村の役所窓口、法人の場合は法務局で取得します。

    譲渡証明書

    売却の際の名義変更に必要な書類です。ほとんどの場合、買取業者の方で用意するので、売主は氏名等の記入、実印を押すだけで大丈夫です。

    委任状

    トラックを売却する際の名義変更は買取業者が行うため、名義変更の手続きを委任するエビデンスとして委任状が必要となります。委任状は陸運支局や国土交通省のホームページから書式のダウンロードが可能です。

    記載する項目としては下記となります。

・申請の種類(売却の場合は「移転登録」と記載)

    • 
車台番号(車検証に記載)

    • 委任者の氏名や住所

    • 実印の捺印

    リサイクル券

    リサイクル券とは、車の購入時にリサイクル預託金を納付していることを証明する書類です。リサイクル預託金は売却時に変換されますが、その際に買取業者に対してリサイクル券の提出が求められます。紛失した場合は「自動車リサイクルシステム」のホームページから、「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷した書面を代わりとして使用できます。

    商業登記簿謄本(全部事項証明書)もしくは住民票

    車検証の住所が印鑑証明書に記載の住所と異なる場合に必要となる書類です。法人の場合は商業登記簿謄本(全部事項証明書)、個人の場合は引っ越しが1回であれば住民票、2回以上であれば戸籍の附表を準備しましょう。

    自動車納税証明書

    法的には自動車納税証明書は必須ではありませんが、この書類があることで車検の有効期限が残っていることを証明できるため、査定額がよくなる傾向があります。買取業者によっては必須の場合も多いです。有効期限の記載のあるもの、もしくは継続用と記載があれば有効です。紛失した場合は管轄都道府県の税務署で再発行をしましょう。

    <あると強い!>車検の際の記録簿

    これも法的には必須ではなく、買取業者から求められるとは限りませんが、車検の際の記録簿があると査定に有利に働く可能性があります。車検を行なった会社が独自に作っている書類ですが、3ヶ月点検・6ヶ月点検・12ヶ月点検時にどんな点検を行なったかが明記されています。



    また、年式が古いのにメーターを見ると走行距離が短いトラックを見かけることがありますが、この場合はメーターが一周してゼロからカウントを始めているケースがあります。当然、走行距離が長いのと短いのでは買取金額が変わりますので、記録簿を見て正確な走行距離を把握できれば買取側としては間違いが少なくなります。記録簿があれば買取業者が安心して値付けをできることにつながるため、できれば記録簿も一緒に提出したいところです。

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    トラックを高く買取してもらうための事前準備

    トラックを高く買取してもらうために、事前に準備できることはしておきましょう。可能な限りの修理に加えて、写真が非常に重要です。

    目に見えて破損しているところは修理しておく

    買取額に影響しやすいのがフレームの錆やデフの錆です。雪国は特に錆びやすいため(路面に撒かれている融雪剤や凍結防止剤の成分が原因)、査定に出す前に確認しましょう。

    また、穴が空いていたり、大きく凹みや歪みが出ているようなところは、修理しておいた方が買取額が高くなる可能性も確かにあります。 
ただし、これらの修理はユーザー側での対処が難しく、修理費用もかかってしまいます。そのため、既に錆びたり破損している状況であれば、そのまま査定に出してしまうことをお勧めします。

    むしろ、未来の売却を見据えて、普段からコーティングや洗車等のお手入れをしておくことが重要です。



    実はドアの軽微な凹みやヘッドライトの割れなどのようなものは、ほとんど査定金額に影響が出ません。ボディーの外装に関してはそこまで神経質にならなくても良いでしょう。

    とはいえ、バンのような箱車に関しては綺麗さを重視する傾向はあります。

    平ボディーの場合、床板やその下の根太に穴が空いていたり腐食しているケースも多く、これは買取額にかなり影響します。ただし、この辺りは修理費用がかなりかかってしまうため、そのまま査定に出しても良いです。

    参考:平ボディの買取について

    機関系の故障はできる範囲で修理しておく

    エンジン・ミッション等の機関系の故障については、最低限修理しておくのがおすすめです。

    例えばエンジンチェックランプであれば修理費用が5〜100万円と幅広いですが、査定前に修理工場に見積もりを出し10万円程度で直るのであれば、修理をしておくというイメージです。

    これは実際の買取額との兼ね合いもあるので、トラック買取業者に修理した方が良いか、そのまま売却した方が良いか相談しましょう。

    業者が査定をしやすい写真を撮る

    写真も査定額に大きく影響します。ポイントとしては、すでに触れた

    • フレームなどトラックの下周りの状態 

    • 平ボディーの場合、荷台の床板や根太の状態(腐食がないか) 

    • エンジンやミッションなど機関系の状況がわかる写真 

    • 特に破損や歪みが大きい部分 
・日々の業務の中で綺麗に使っていることが伝わる写真

    全体的な雰囲気がわかるようなトラックの車体写真に加えて、上記をしっかり撮影しておくことで業者が写真での仮査定をしやすくなり、現地で行う本査定とギャップの少ない買取額をつけやすくなります。

    売主としては、本見積もりでガッカリする可能性が減りますし、下見積もりの時点で高い価格をつける業者が多ければ多いほど、本見積もりを依頼したくなる業者が増え、売り先の可能性が広がります。

    なるべく車輌の状態を詳らかに伝える写真を撮影することで、高額買取を狙いましょう。

    買取業者を選ぶポイント

    スムーズに買取が進んだり高値で買い取ってもらえる買取業者を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか。買取業者を選ぶポイントを紹介します。

    自社で修理工場を持っている

    自社で修理工場を持っている買取業者であれば、トラック買取後にコストを抑えて修理ができるので、高値をつけやすいです。

    また、自社工場がない買取業者であれば買取後に修理業者に点検に出して初めて機関系の修理費用がわかりますが、修理工場があれば査定時に修理見積もりを出せることがあるので、結果買取業者のリスクが少なく高額買取に繋がります。

    レッカー費用などの費用を軽減できる強みがある

    また、特に自走できないトラックを査定に出す場合、運搬にレッカーが必要となる場合があります。

    このような買取に伴って発生する費用を軽減できると、買取金額は高くなります。単にトラックを横流ししているのではなく、自社で設備を持っていたり、常日頃業務提携しているパートナー業者がいるかどうかもポイントです。

    売り先のルートが多い

    トラックの売るルートが多い買取業者であれば、在庫を抱えるリスクが少ないため高額買取につながりやすくなります。例えば、トラック買取専門の会社ではなく別に販売用の窓口を持っていたり、海外への売却実績があるなど、さまざまなパターンがあります。

    一括査定サイトではない

    オンライン上でのトラック買取はほとんどが自社に見積もり依頼をするような作りになっていますが、中には一般車のような一括査定サイトも見かけます。

    正直、こうした一括査定サイトはおすすめしません。

    理由としては

    • そもそも一括査定サイトに登録している買取業者が少ない
    • 複数の業者を取りまとめているように見せながらも、実は査定をする買取業者は、全て自社のグループ店舗のことがある
    • 一括査定サイトを利用することで仲介業者にマージンを払うことになり、その分買取金額が下がる

    このため、複数の買取業者に見積もりを取りたい場合は、面倒でも一社一社に依頼を出した方が買取金額が高くなります。

    トラックの買取の流れを理解してスムーズに成約を目指しましょう

    今回はトラック買取の流れについて解説しました。必要な書類を揃えるのはもちろん、できるだけスムーズかつ高額買取を目指して、本記事の内容を頭に入れていただければと思います。

    私たちグルーウェーブでは、トラックの買取を積極的に行なっています。

    自社工場を保有しており点検や修理が自社内で可能、さらにレッカー車などの費用も軽減できるため、他社より高額買取になりやすいのが強みです。トラックの買取業者を探している方はぜひお気軽にお見積もり依頼をいただければ幸いです!

    監修・文責:籔上 祐希 (トラック買取専門店 GROOWAVE 代表)

    千葉県市川市出身。中古トラックオークションでの買い付け “だけ” に10年以上従事していた経験を持つ、トラック仕入れのプロ中のプロ。これまでに評価買取をしてきた中古トラックの台数は数万台を超える。どんなお客様のトラックにも良いところを見つけて、それに応じた高い査定額をご提示することに、絶対の自信があります。