いすゞギガの特徴
ギガはいすゞ自動車が製造販売している大型トラックです。いすゞ自動車製のトラックのラインナップの中では最大の大きさのものとなります。
1994年に初代が発売され、2015年に2代目、2023年に発売された3代目が最新型となっています。海外ではいまだに初代が販売されており、世界的に人気の車種です。

そんなギガですが、2代目モデルから「5つの価値」を謳っており、車種の特徴や強みとなっています。
- 燃料コスト抑制
- 運転環境向上
- 安全運行
- 輸送効率化
- 車両安定稼動
ここからは5つの価値をそれぞれ実現する最新式の機能を見ていきます。
燃料コスト抑制
D-CORE:いすゞが開発した次世代高効率ディーゼルエンジン。使用頻度の高い実用回転域での燃費性能を追求し、燃料コスト削減の最大化を追求しています。過給から冷却、燃料噴射にいたるまで、低燃費を追求し、CO2の削減にも貢献します。
Smoother-Gx:誰でもエコドライブを実現できるギガに搭載されたトランスミッション。エンジンの低燃費域を多用した自動変速、勾配や積載量に合わせた自動変速、平地走行時の過度なエンジントルクの自動カット、車両の走行慣性を活用した省燃費走行、位置情報をもとに勾配を算出し最適なギヤ段を自動選択など、自動制御で省燃費、運転疲労の軽減を実現します。
運転環境向上
大型トラック最高峰のハイルーフキャビン:豊富な収納スペース、LED照明などドライバーの立場での快適な空間を実現しました。ショートキャブ車にマキシルーフのオプションをつければ運転席の上にベッドスペースも。
新高機能シート:シートサスペンションを任意の高さで固定でき、降車時にも座面上昇がなく降車が容易。吸引式のベンチレーションで夏の暑さ、冬の寒さにも即効性があります。運転の疲労を最大限に軽減します。
タッチパネル型のセンターディスプレイとステアリングスイッチ:ディスプレイから発信される多くの情報を瞬時に把握できるわかりやすい表示を追求。運転中もステアリングを握ってのディスプレイ操作ができ、小径のステアリングなので取り回しも容易です。
安全運行
プリクラッシュブレーキ:ミリ波レーダーとカメラにより先行者、歩行者との距離を検知。衝突の危険が迫ると、警報及び自動でブレーキが作動します。
全車速車間クルーズ:車間距離を維持するように自動で加速/減速/停止/発進を制御します。
レーンキープアシスト:カメラで白線を検知し、ステアリング操作の自動アシストにより車線維持・逸脱防止を支援。
可変配光型LEDヘッドランプ:ハイビーム走行時に対向車や先行車を察知し、照射範囲を自動制御。
電子式車両姿勢制御システム:ドライバーの操作状況や車両の挙動の不審な点を自動検知し警報を出し、緊急時には自動制御。
ブラインドスポットモニター:近距離レーダーにより、歩行者や自転車などとの衝突の注意喚起。
標識認識機能:カメラにより交通標識を認識しメーターに表示。
標識連動型スピードリミッター:カメラにより制限速度標識を認識し、スピードリミッターの上限速度を設定変更。
ドライバーステータスモニター:ドライバーをカメラにモニターし、前方不注意や居眠り等の注意喚起。
ドライバー異常時対応システム:ドライバーに異常が発生した場合、車両を自動停止。
車線逸脱警報:車線を逸脱しそうになるとドライバーに注意喚起。
輸送効率化
国内初の車両総重量25トン低床3軸車、シャシの軽量化、スワップボディ対応シャシなど、輸送効率化を実現します。
ギガのラインナップは以下の通りです。
キャブ
フルキャブ標準ルーフ
フルキャブミドルルーフ
フルキャブハイルーフ
ショートキャブ標準ルーフ
ショートキャブマキシルーフ
カーゴ
6×2
8×4
6×4(低床車)
6×4
F×2
4×2
Gカーゴ
スーパーGカーゴ
Gカーゴ 省エネパッケージ仕様車
Gカーゴ 融雪剤対策仕様車
車両安定稼働
車両コンディション自己診断機能で車両の今の状況を把握。整備はいすゞの工場でスピーディーに行います。
中古車市場でギガが人気の理由
中古車市場でギガは非常に人気がある車種の一つです。人気の理由には以下の3つがあります。
耐久性が高い
ギガは非常に頑丈な設計となっており、悪路や過酷な状況下での使用にも耐えられます。国内はもちろん、海外の道路インフラ状況が悪いエリアでの使用にも対応できるため、海外市場での人気が高いです。
メンテナンスがしやすい
初代の発売から30年以上経ちますが、いまだに十分な部品が流通しており、修理・メンテナンスがしやすいです。また、どの国籍の整備士にとっても扱いやすい設計になっているのも魅力。
燃費が良い
ギガは大型トラックの中では燃費が良い部類に入ります。初代ギガであっても同時期の他の
大型トラックと比べて積載量と燃費のバランスが良い方なので、中古市場では人気です。

ギガの高額買取を狙える車種と買取相場
ギガはこれまで3世代がリリースされてきました。(各世代にマイナーチェンジあり)
初代:1994年発売
2代目:2015年発売
3代目:2023年発売(セミトラクタとフルトラクタ・フルキャブ限定)
ここからは高額買取の狙い目について紹介します。なお、ここでご紹介する相場感はあくまで 2025年7月時点での市場に基づくもので、当社での買取価格を保証するものではないことをご了承ください。
2020年以降に発売の年式は高額買取を狙いやすい
2020年以降に発売のギガは2代目のマイナーチェンジ版、もしくは3代目である2023年以降の年式となります。この辺りの年式で走行距離が10〜30万キロ程度であれば、安定して800万円以上の価格がついていることが多いです。
2020年以降の年式では、各種先進安全機能の標準装備や設定範囲が段階的に拡大しています(例:2022年に標識認識機能・バックカメラは全車標準。一方、レーンキープアシストは2023年時点で全車オプション設定、全車速車間クルーズはSmoother-Gx車のみなど)。
新車で2022年発売の年式を購入した場合:2,597万円〜(車種にもよるのであくまで目安)
中古車で2022年発売の年式を購入した場合:600〜2,000万円程度
※他社買取会社様3社の公開情報より、2025年7月調査
2015〜2019年発売の年式でも走行距離が短くて状態が良ければ高額買取を狙える
現在中古車市場で最もよく見かけるのが2015〜2019年発売の年式。2代目の型式のギガであり、車体によってかなり買取価格に差が出ます。
走行距離が30万キロを切る状態が良い車体であれば、700〜1,000万円程度の高額買取を狙えますし、逆に走行距離が長く強い汚れや破損があるような車体は300〜500万円程度まで買取価格が下がってしまうこともあります。
中古車で2015年発売の年式を購入した場合:300〜1,000万円程度
※他社買取会社様3社の公開情報より、2025年7月調査
初代モデルでも売却自体は可能
2015年以前の年式は初代モデルとなります。この辺りになると流石に見かけることは減りますが、3世代前という言葉の響きよりは意外と高値がつく印象です。
やはり走行距離が30〜40万キロを切るという条件付きですが、500万円を超えるような価格のものも見かけますし、冷凍冷蔵車のような専門車両であれば1,000万円を超えるケースも。
ただし、基本的には買い手は問題なくつくものの、そこまで価格に期待をしないというスタンスで売却に臨むのが良いでしょう。
中古車で2012年発売の年式を購入した場合:200〜600万円程度
※他社買取会社様3社の公開情報より、2025年7月調査
当社で買取させていただいたいすゞギガ
参考までに、これまで私たちが買い取らせていただいたギガの中古トラックをご紹介します。
中古のギガを売却するには
中古のギガを売却する方法は大きく3つあります。それぞれの特徴を紹介します。
トラック専門の買取業者に査定を依頼する
中古のギガを売却する際は、トラックに特化した買取業者へ査定を依頼すれば、現在の車両がどの程度の価値を持つのかを正確に知ることができるのでおすすめです。
新しくトラックを購入する予定がある場合でも、いきなりディーラーに下取りに出してしまうと、相場よりも安く見積もられてしまうことがあります。
まずは買取専門業者に査定を依頼し、その価格を基準に最適な売却方法を検討しましょう。
ディーラーでの下取り
新車に買い替える場合、購入予定のディーラーで現在の車を下取りに出すという方法もあります。
下取り金額はそのまま新車の購入代金に充当されるため、売却と購入の手続きがまとめて進められる点は大きなメリット。
ただし、ディーラーの下取り額は一般的に市場価格よりも低めに設定される傾向があります。高額買取を狙うのであれば、買取業者による査定とまず比較しましょう。
オークションを利用する方法
中古車の売却手段のひとつにオークションがありますが、業者専用のオートオークションは一般ユーザーが直接参加することはできません。
そのため、個人で売る場合はインターネットオークションを利用することになります。ただし、ネット上での取引は、出品作業から購入者とのやり取り、書類の手配に至るまで、すべてを自分で行う必要があります。
取引に不慣れな方には手続きが煩雑で、思わぬトラブルにつながる可能性もあるため、慎重に検討しましょう。
まとめ
いすゞのギガは中古車市場で最も人気のある大型トラックの一つです。
2020年以降での年式であれば1000万円を超える買取額は珍しくありませんし、もっと古い車種でも状態によっては思ったより値崩れしないのは魅力。
また、たとえ価格が下がったとしても、海外向けの輸出という選択肢はあるので、買い手が見つからないという可能性は低いでしょう。
トラック買取専門店グルーウェーブでは、いすゞギガの積極買取を行なっています。是非お気軽にお見積もりのご依頼をいただければ幸いです!